産業お役立ちコラム
野菜の皮にも栄養がある⁉
普段、調理の際に野菜の皮を剥いて捨ててしまっていませんか?それはもったいないことしていますよ!野菜の皮は紫外線や外敵から守るために抗酸化作用のあるβカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどの栄養素が含まれています。また、野菜の種類によっては皮の方が栄養豊富であることがあります。大根やにんじんは、皮つきの方が皮なしより食物繊維、ビタミンC、カリウムが多くなっています。更に、じゃがいもは皮つきの方がカルシウムや鉄分が豊富です。大根おろしにするときは、皮つきのままにするなど調理をする際はぜひ皮をむかずに皮つきのまま調理しましょう。
■皮には栄養素がたっぷり
野菜の皮にはビタミン以外にも、『ファイトケミカル』という栄養成分が含まれています。『ファイトケミカル』とは、植物が紫外線から身を守るためにつくっている成分であり、抗酸化作用が強く、また免疫力も高める作用もあります。そんなファイトケミカルを効率よく摂れるレシピをご紹介します。
★ファイトケミカルスープの作り方
玉ねぎ、キャベツ、かぼちゃ(皮つき)、にんじん(皮つき)をそれぞれ100gずつ食べやすい大きさに切る。鍋に水1リットル入れ30分煮こむ。最後に塩を少々入れて完成。
煮こむことで野菜の細胞壁が壊れファイトケミカルが煮汁に出るため、体内に吸収しやすくなります。味付けは塩のみにすることで減塩にもなり、野菜本来の旨味を感じることができますよ。
皮まで利用した簡単レシピ、ぜひお試しください。