産業お役立ちコラム
豆類の栄養素
緑色が鮮やかなえんどう豆は、サラダやスープなどさまざまな料理で目にします。その歴史は古く、古代ギリシャ、ローマ時代から栽培されていたと伝えられています。 また、えんどう豆は収穫時期や品種によってさまざまな呼び方があります。それぞれ特徴があるので、お料理に役立ててはいかがでしょうか。
◆さやえんどう
えんどう豆を早く収穫したもので、さやごと食べることができます。ビタミンCが豊富に含まれています。他の豆と比べてもビタミンAが多く、見た目からも緑黄色野菜に分類されています。「きぬさやえんどう」と呼ばれることもあり、春が旬の野菜です。
◆グリーンピース
えんどう豆を未熟な内に収穫したもので、さやの中の豆を食します。ビタミンB1、葉酸、食物繊維が豊富に含まれています。春~初夏に旬を迎えます。
◆スナップえんどう
グリーンピースをさやごと食べられるように品種改良したものです。ビタミンCが豊富に含まれ、さやえんどうよりも肉厚な見た目が特徴です。旬の時期は春です。
その他の豆類
◆さやいんげん
いんげん豆の若ざやで、さやごと食べることができます。ビタミンKやビタミンAが豊富に含まれており、緑黄色野菜に分類されています。夏~秋とさやえんどうよりも後に旬の時期を迎えます。
◆枝豆
大豆を未熟なうちに収穫したもので、タンパク質や鉄分が豊富です。また完熟した大豆にはほとんど含まれていない、ビタミンAやビタミンCも含まれています。夏に旬を迎えます。
様々な種類がある豆類、それぞれ栄養素や旬の時期が異なります。炊き込みごはん、煮物、炒め物、揚げ物、スープなど幅広く活用できるので、ぜひ旬の時期に、食卓に上手に組み入れたいですね。