産業お役立ちコラム

野菜のフードロスについて

野菜のフードロスについて写真

最近はSDGs(エスディージーズ)という言葉をよく聞くようになりました。これは「持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」として策定され、中でも大きく取り上げられているのがフードロス問題です。日本人の1人当たりの食品ロス量は1年で約42kgとされ、これは日本人1人当たりが毎日お茶碗一杯分のご飯を捨てているのと近い量になります。フードロスを減らすためには、私たち一人一人が意識しないといけません。

野菜の皮やヘタも、意識せず捨てることが当たり前となっていますが、本当に食べられないのでしょうか?実は食べられるだけでなく、捨てていた部分の方が栄養価が高かった…なんてことだともったいないですよね。

■ブロッコリー

房の部分はよく食べますが茎はどうしてますか?実は、茎の方が房よりビタミンCやカロテンなどの栄養素が多く含まれます。外側の硬い皮は剥いて、お味噌の具やナムル、きんぴらなどにすると美味しいですよ。

■にんじん

皮のすぐ下に、βカロテンやカリウムなどの栄養素が含まれているため、可能な限りそのまま料理することがお勧めです。にんじんに含まれるβカロテンは抗酸化作用が強く、免疫力を高めたりお肌を健康に保ったりと、様々な働きがあります。βカロテンは油に溶ける脂溶性であるため、油を使った調理の方が効率よく吸収することができます。また、葉は根の3倍のビタミンCを含んでいるので、手に入れられたらぜひ美味しくいただきましょう。

■えのき

ここを切って!と言わんばかりに 石づきの部分に段差がありますよね。しかし、これはえのきを栽培する時の鉢の形のため、おが屑の1センチ上のあたりから全て食べることが出来ます。

他にも野菜の食べられる部分は沢山あります。料理をする時には、本当に捨てないといけないのか?を一度考えて、環境にもお財布にも優しい取り組みをしていきましょう。

「栄養素」産業お役立ちコラム

教えて&答えて交流掲示板

産業事例紹介

ニュース・お知らせ

イベント