産業お役立ちコラム
栄養不足で肩こりに?
年齢や性別を問わず多くの方々が悩まされている肩こり。
厚生労働省が行う国民生活基礎調査においても自覚症状のある者が普段感じている症状別にみると男女ともに肩こりが第2位となっています。
肩こりが起こる原因は筋肉の疲れと血行不良で、これらを招く要因のひとつに、実は栄養不足も関わっているのです。
そんな肩こりの解消法として、マッサージやストレッチなど外的なアプローチもありますが、体の内側からのアプローチも大切です。
肩こりの要因となる筋肉疲労・血行不良を解消するために、取り入れたい具体的な栄養素とその働き、含まれる食材を紹介します。
【ビタミンB1】
ビタミンB1は糖質を代謝するためには欠かせない栄養素です。
ビタミンB1が不足するとせっかく取り入れた炭水化物もエネルギーとして産生しづらくなってしまい、結果的に筋肉疲労へと繋がってしまうのです。
多く含む食材…豚肉、赤身のお肉、ナッツ、大豆など
【ビタミンE】
ビタミンEには末梢の血管を拡張させて血液を巡らせる作用があるため、全身へ酸素や栄養素がまわりやすくなり筋肉疲労を和らげてくれます。
多く含む食材…アーモンド、卵、アボカド、かぼちゃなど
【クエン酸】
クエン酸には疲労回復を助ける効果があるため、摂取することで疲労感の軽減なども期待できます。
多く含む食材…梅干し、レモンやかぼすなどの柑橘類
体の内側からのアプローチにも目を向けて食生活をいま一度見直してみてはいかがでしょうか?