産業お役立ちコラム
梅は梅雨の強い味方
梅雨のこの時期、疲労や体調不良に心当たりのある方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
梅雨というのは、ちょうど梅の実が熟す頃に雨が降ることから「梅」の字を使うようになったといわれています。
他にも、木の葉などにおりる「露」をさす、物が悪くなったり弱ったりする「ひつゆ」が転じたもの、カビが生えて色々なものが悪くなる時期のため、「黴雨(ばいう)」という、など諸説あります。
実は梅雨の名前にもある「梅」はこの時期の体調管理にとてもおすすめです。
その理由は梅に含まれる栄養素「クエン酸」が関係しています。クエン酸が私たちの身体にもたらしてくれる効果をご紹介していきます。
疲労回復効果
梅に含まれるクエン酸は疲れの原因となる乳酸を分解してくれるため疲労回復に効果的です。
さらに梅肉エキスにはクエン酸と相性のよい特有の成分「ムメフラール」も含んでおり血流を改善する効果も期待できます。
食欲増進効果
クエン酸は唾液の分泌を促し食欲を増進させる働きがあります。
さらには胃液やその他の消化酵素の分泌を高めて消化吸収も助けてくれます。
そのため梅干しなど梅を使った料理は疲れて食欲がないときに最適な強い味方です。
殺菌作用効果
クエン酸は食中毒の原因となる細菌の増殖を抑える効果があるため梅は湿気の多いこの季節におすすめの食材です。
お弁当やおにぎりに梅干しを入れると微生物の増殖を抑える効果が期待できます。
おにぎりはもちろん、きゅうりなどの食材と和えたり、納豆に混ぜたりと毎日の食事に手軽に取り入れてみてはいかがでしょうか?
梅の健康パワーで梅雨の時期を乗り切っていきましょう。