産業お役立ちコラム
よりよい睡眠をするために
普段、なかなか寝付けないことや目覚めの悪い朝を経験することはありませんか?
もしかするとそれは、自律神経の乱れが原因かもしれません。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。昼に優位に働き、体が活動しやすい状態にする交感神経。
夜に優位に働き、体の回復や精神をリラックスさせ、睡眠に関与する副交感神経。
それぞれが生体活動に応じてバランスをとることで生活リズムが整っています。
しかし、悩みやプレッシャーによるストレス、昼夜逆転のような不規則な生活などが原因となって自律神経の切り替えがうまくいかず乱れてしまいます。そうすると、夜になっても交感神経が活発になり寝つきが悪い、途中で目が覚める、眠りが浅くなってしまうのです。
では、乱れてしまった自律神経を整えるにはどうしたらよいのでしょうか。
・就寝2、3時間前からテレビ・スマホを見るのをやめる
・38~40度のお湯に15分程度浸かる
・食事をできるだけ一定の時間にとる
・食事で『トリプトファン』をとるように心がける
トリプトファン
トリプトファンは、睡眠と関わりが強い、体内で作り出すことができない必須アミノ酸です。寝つきをよくする「セロトニン」の材料となり、そこから「メラトニン」という体内時計の調整、睡眠サイクルを正常にするホルモンを生成します。マグロ・カツオなどの赤身の魚、牛乳・チーズなどの乳製品、豆腐・納豆・豆乳などの大豆製品、卵、ナッツ類などに多く含まれます。あわせてビタミンB6を摂ると良いでしょう。その両方を含む食品として手軽な食品としては、バナナがあります。なお、トリプトファンがセロトニンに変換され、その後メラトニンになるまでには時間がかかるため、朝ごはんで摂ることがおすすめです。
私のお気に入りのバナナの食べ方は、オーブントースターで焼いて食べる事です。バナナは少し青臭いので朝食では食べづらく感じていましたが、バナナに熱を入れる事で独特の臭みがなくなり、甘みも増します。
眠れない夜が続くときは、自分がリラックスできる方法探し、食事を変えてみてはいかがでしょうか。