産業お役立ちコラム
「ノロウイルス」は11月からの流行に注意!
食中毒というと夏をイメージされる方も多いと思いますが、これから冬に多いウイルス性食中毒のノロウイルスが流行し始めるので、夏と同様に注意が必要です。
嘔吐や下痢などの症状は体力的にもとても辛いですよね…。 対策のポイントを押さえてノロウイルスを予防しましょう。
【食中毒の原因と対策のポイント】
原因となる食べ物は牡蠣、アサリ、シジミなどノロウイルスに汚染された二枚貝で、生か加熱不十分で体内に入ったときに感染します。
また、感染者の嘔吐物や便など体外からウイルスが排出され感染が広がるケースもあるため、看病する方は便座やレバー、床、ドアノブなどからも感染する二次感染に注意が必要です。
手の汚れが食べ物につき口に運んでしまうことも…。ノロウイルスに汚染されている場合、口から体内に入る可能性があります。 これを防ぐのに重要な手洗いですが、ノロウイルスは非常に小さいので、指周りと爪、指先、しわなど洗い残しが多い部分は意識して手洗いしましょう。
【罹患後に大切なのは水分補給】
ノロウイルスに罹患した場合、嘔吐や下痢は大量の体液を失うので、脱水対策に水と塩分などの電解質を含む常温の経口補水液を飲むようにしましょう。
カフェインは利尿作用があるためコーヒー、紅茶、緑茶は避けた方が良いですね。
食べ物は胃に優しいものをゆっくり少量ずつ食べるようにし、根菜類、きのこ類、脂肪分の多い肉類は消化しづらいため控えましょう。
だんだん寒さが厳しくなってくると、抵抗力が弱り病気にかかりやすくなります。
風邪やインフルエンザだけでなく、ノロウイルス対策もしっかりして冬を元気に乗り切りましょう!